日本で最後に残された、普通の人が普通に使える定期寝台列車「サンライズ出雲瀬戸」。すでに乗車したことはあるのだけれど、今回また乗る機会があったので、記録しておこう。
以前はシングルだったが、今回はソロでとってみた。いずれもほぼ1週間前で開いている状態だった。
1日2130に仕事が終わる。いったん家に戻ってシャワーを浴びる。サンライズにはシャワールームが備わるが、シャワールームは以前利用しており改めて経験は必要ないこと、まだそこまで暑くない時期なので乗車までの乗り換えで汗だくにもなるまいこと、大阪からの東京の乗車区間では中およそ6.5hしかなく、シャワールームに閉じこもる時間がもったいないこと、何より順調に仕事が終わって時間的余裕があったことなどから、今回は自宅で浴びることとした。
駅まではスクーターを駆って、2240ごろ能勢電鉄の畦野駅到着。
さすがにこの時間、通勤路線の末端じゃ、上りはガラガラ。
梅田=大阪には1130ごろ到着。まだ人はいっぱい。ヨドバシ北側にあるファミマで食料を調達。サンライズ、まぁ残ってくれてるだけでありがたいんだが、食堂車はおろか車内販売も若干のソフトドリンク自販機のみだからね。大阪駅は、まだ各方面の電車がせわしなく発車している。一番北側の特急用11番ホーム待合室にてしばし待つ。
この待合室の椅子が、絶妙だね。金属一枚板だが、よい感じの弾性。ニュースが北海道の地震を報道している。寝そう。
各方面電車が出払って10分ほどして、やってきた、285系。
大阪駅からは30~40人くらい乗車したかな。以前は、大阪駅到着後数分停車していた気がしたが、割とすぐに出発。
小生の割り当てられたソロは、いずも編成3号車=後ろから3両目。285系は(7両基準で)3、5両目が平屋で、一方がソロ、他方がのびのびカーペットカーとなっている。3号車側はゆえに、そのまま普通にエントリー。2号車はいきなり階段。
通路は真ん中にあって、両側に2階建てで複雑に積み重なるように個室が並んでいる。
今回は山側の2階席。スリッパは備え付け。階段(ほぼ梯子)3段でベッド。その他のスペースは皆無と言ってよい。
しかし、それでも寝台の個室である。新幹線などの座席よりはるかにリラックスできるし、夜行バスなどは本来比較対象ではない。
3号車平屋ということは、動力車であるわけだが、2階は全然静か。全く気にならない。一瞬、285系ってVVVFインバータだったっけ?って思うくらい。また、動力分散ゆえの動きが連結器を通して伝わる衝撃も、もちろん皆無。すーっと大阪駅を発車した。
車内改札を済ませたら、さっそく晩酌。
明かりがすーっと流れていく中、剛体を伝ってくる鉄をたたく音が、移動している実感を盛り上げる。夜の移動ってのは、妙なテンションの上りかたをするものだが、酒が入って、しかも景色を眺めながらってのは、また格別で、これは夜行列車以外には味わいようがない。
電車の揺れって、すっごい心地よくてうたたねしちゃうことあるでしょ、それが、横になってできるのが、寝台列車なんだよ。
あっという間に無人の京都駅を抜け、琵琶湖線を駆け抜けるあたりでは一瞬うとうとしかけたが、米原駅の運転停車も記憶にある。濃尾平野に下って稲沢のあたりではがっつり覚醒して、たたずむDL、EL達を流す。名古屋の辺縁の南大高駅あたりからまた記憶が断片的になるものの、豊橋駅あたりも覚えている。
完全に記憶が飛んだのは、静岡駅停車くらい。気づけば富士駅あたりでは、空も白んできている。沼津では、JR東海313系がJR東車両に混ざっているのを確認し、熱海から先はそろそろ並走を始める電車たち、いかにも首都圏って感じ。
寝台列車って、夜寝て移動できるってのが、時間の使い方が最高に効率いいわけですが。しかし、あまりに日本で夜行列車がなくなった結果、乗車することが極めて興奮度の高い経験になってしまうという矛盾。
あまり眠れず(列車のせいではない)、しかし興奮でばっちり覚醒した状態で、東京駅に降りた。
以前はシングルだったが、今回はソロでとってみた。いずれもほぼ1週間前で開いている状態だった。
1日2130に仕事が終わる。いったん家に戻ってシャワーを浴びる。サンライズにはシャワールームが備わるが、シャワールームは以前利用しており改めて経験は必要ないこと、まだそこまで暑くない時期なので乗車までの乗り換えで汗だくにもなるまいこと、大阪からの東京の乗車区間では中およそ6.5hしかなく、シャワールームに閉じこもる時間がもったいないこと、何より順調に仕事が終わって時間的余裕があったことなどから、今回は自宅で浴びることとした。
駅まではスクーターを駆って、2240ごろ能勢電鉄の畦野駅到着。
さすがにこの時間、通勤路線の末端じゃ、上りはガラガラ。
梅田=大阪には1130ごろ到着。まだ人はいっぱい。ヨドバシ北側にあるファミマで食料を調達。サンライズ、まぁ残ってくれてるだけでありがたいんだが、食堂車はおろか車内販売も若干のソフトドリンク自販機のみだからね。大阪駅は、まだ各方面の電車がせわしなく発車している。一番北側の特急用11番ホーム待合室にてしばし待つ。
この待合室の椅子が、絶妙だね。金属一枚板だが、よい感じの弾性。ニュースが北海道の地震を報道している。寝そう。
各方面電車が出払って10分ほどして、やってきた、285系。
大阪駅からは30~40人くらい乗車したかな。以前は、大阪駅到着後数分停車していた気がしたが、割とすぐに出発。
小生の割り当てられたソロは、いずも編成3号車=後ろから3両目。285系は(7両基準で)3、5両目が平屋で、一方がソロ、他方がのびのびカーペットカーとなっている。3号車側はゆえに、そのまま普通にエントリー。2号車はいきなり階段。
通路は真ん中にあって、両側に2階建てで複雑に積み重なるように個室が並んでいる。
今回は山側の2階席。スリッパは備え付け。階段(ほぼ梯子)3段でベッド。その他のスペースは皆無と言ってよい。
しかし、それでも寝台の個室である。新幹線などの座席よりはるかにリラックスできるし、夜行バスなどは本来比較対象ではない。
3号車平屋ということは、動力車であるわけだが、2階は全然静か。全く気にならない。一瞬、285系ってVVVFインバータだったっけ?って思うくらい。また、動力分散ゆえの動きが連結器を通して伝わる衝撃も、もちろん皆無。すーっと大阪駅を発車した。
車内改札を済ませたら、さっそく晩酌。
電車の揺れって、すっごい心地よくてうたたねしちゃうことあるでしょ、それが、横になってできるのが、寝台列車なんだよ。
あっという間に無人の京都駅を抜け、琵琶湖線を駆け抜けるあたりでは一瞬うとうとしかけたが、米原駅の運転停車も記憶にある。濃尾平野に下って稲沢のあたりではがっつり覚醒して、たたずむDL、EL達を流す。名古屋の辺縁の南大高駅あたりからまた記憶が断片的になるものの、豊橋駅あたりも覚えている。
完全に記憶が飛んだのは、静岡駅停車くらい。気づけば富士駅あたりでは、空も白んできている。沼津では、JR東海313系がJR東車両に混ざっているのを確認し、熱海から先はそろそろ並走を始める電車たち、いかにも首都圏って感じ。
寝台列車って、夜寝て移動できるってのが、時間の使い方が最高に効率いいわけですが。しかし、あまりに日本で夜行列車がなくなった結果、乗車することが極めて興奮度の高い経験になってしまうという矛盾。
あまり眠れず(列車のせいではない)、しかし興奮でばっちり覚醒した状態で、東京駅に降りた。