日本全国に散らばる、甘美な言葉「限定品」を求めて

日本の国土面積はおよそ38万㎢。 高速交通網が発達して、まして狭くなったといわれるけれど、細長い、そして地形に阻まれて交流が盛んでなかった経緯ゆえか、これだけ画一化した中でも、時々地域にしかない限定アイテムが沸いて出たりします。 そんな限定アイテムを追い求める記録。 今時なので、通販したら早いです。でも、あえて現地に行くんです。それが楽しいのです。 2016年はまず、キリンビールの一番搾り「47都道府県づくり」からスタートします。 ときどき、交通手段の乗り物についても。

カテゴリ:のりもの > バイク

個人的には、小中高より、大学のつれが、一番しつこくつきあっている。とはいっても、もう周りは身を固めて全国に散らばり、めったには会わぬのだが。

今年の体育の日絡みの連休、久々に会わないか、となり。
一応バイクつながり、ということになるんだろうが、一人にスタッドレスタイヤを譲るってハナシが以前からあって、西日本方面は小生一人、延々高速を走っていくのもだるいし、また、2人は現地でレンタルバイクという。

ってなわけで、ミゼット2にCRM80(とスタッドレス)を積載し、長野まで行くこととした。
みぜつーなら、しんどけりゃなんとか仮眠もとれる。どう考えても高速走行は得意じゃないけど、それでも片道500㎞からなる距離を駆けていくには、バイクよりゃはるかに楽だ。
それゆえ、前日出発もかなう。土曜に仕事を終え、積み込み、準備を終えて、出発は日付が変わって10/8になったころ。

亀岡を抜け、京都市に入って五条で京都ラーメンを一杯。市内を抜けて京都東ICから高速道路へ。滋賀に入って猛烈眠くなり、菩提寺PAでちょっと仮眠。みぜつーは、体が窮屈故、1hもしたら目が覚める。仮眠にはちょうどよい。走行車線をべったり。
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順調に流して中央道~長野道へとシフトし、一次集合みどり湖PAへは、0700前に着いた。
みどり湖PAは、上りも下りも、なぜか広域のモケケがおる。といっても、さすがにご当地物はだいたい抑えちゃっているが、チモッケを中心に抑えておいた。
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そうそう、ルマンドアイス、独特な食感でうまいとは思う。
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しばし仮眠後、無事合流を果たし、いったん松本で小生はみぜつーからCRMを降ろす。他はBMW・G650、ホンダ・CBR400、ホンダ・CRF250ラリーというメンツ。松本盆地の西麓を北に抜けて、大町のダムへ流す。
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山が深い。高い。長野まで来ているんだなぁって実感。

CBRはこの日限り。他は志賀高原に宿泊、移動なんだが、小生はみぜつーを回収しに、CBRと共にいったん松本まで戻る。一方、BMWはオイルにじみ発生で、赤男爵に寄っていくとのこと。しばし別働となる。バタバタしたが、2100ごろ、お世話になる奥志賀高原のシャレー・クリスチャニア到着。
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オーストリアのコース料理が楽しめる良宿。到着が遅くなってしまって、コースを提供する側には大変申し訳なかったが、わざわざ私たちのために食堂では落ち着いたBGMを流してくれるなど、本当ありがたい。
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前菜、スープ、魚、肉、そしてデザート。どれもね、最高ですよ。また、パンがちょーうまいんです。
これで、グリーンシーズンは3連休でも1人1万円ちょい。ぜったいおススメです。
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部屋に戻ってグダグダ飲んで、をやすみなさいをはやうございます。
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朝食もすてき。

標高1600mくらいの奥志賀高原は、紅葉もそこそこ。空気感がとても心地よい。
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チェックアウトして、もはや恒例、毛無峠詣。
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年々有名になっちゃって、クルマ(訪問者)がどんどん増えている。あと、鉱山の遺構はかなり片づけられちゃったね。それでも。来たらおぉ~って思わず声が漏れる程度に絶景なのは変わりない。

といったあたりで、今回は解散。
バイクはおまけ色の強い2日となった。
いやぁバイクはトランポに限るゎ。個人的には。


先週末はZの引き取りで東京まで行ったわけだが、翌7/8深夜2530(=日付変わって9日0130)ごろ、今度はミゼット出して名古屋へGo!
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ヤマ友が、ヤマハ・TY250Zスコティッシュを譲ってくれるという。ミゼットに積み込んで引っ張ってくる予定。ミゼット、ホンダ・TLM220Rで結構ギリなんだが、それより若干長いスコティッシュ、載るか?わかんないが、勢いって大事だ、先週クルマ、今週バイク。

R9老の坂峠では、たぶん初めて前走車に追いつくことなく京都市内へ。
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市内の香来、0300閉店間際駆け込みで晩飯。
三条から山科に抜けてR1に戻り、鈴鹿峠を越え、愛知県は某所に到着、取引後さっそく試乗する。
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いやぁ、すっげーいいな。TLMもヤマでは強烈に楽なマシンだが、あれ、なかなかスタンディング決まらないんだよね。たぶん、マスがあっちこっちとっちらかってるんだろう、乱れが起こったらそのままえーらい方向向いちゃってつい座っちゃうんだが、スコティッシュはあまり暴れない。エンジンも、同じようにぶん回したら悲鳴にも似たバタバタ感が強くなるだけだけれど、でも、そこまでがスコティッシュは遠いし、だからグングン加速していく。

あとは、タイヤの問題かなぁ。ヤマ走る人々に絶大な支持を得ているIRCのツーリスト、代走なんかですげーのは知っていたが、実際自分のマシンとしては初。気持ち悪いわ、根っことか、滑る気配がない。根っこが何段かにわたってえぐい角度を作っていても、ポンッと頭をあててあとはアクセルを開けるとリアがそのままついてくる。で、頭を前に落とせば、あら不思議、登っちゃってましたってね。
しかしTLMもある意味上位互換のゲコタ履かせてるから、やっぱマシンがすげーのかな。

これは、ちょっと楽しみですぞ。
さて、積み込み。
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どやぁ~、ギリっギリww

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午前中で離脱し、本郷亭にて昼飯。カップ麺にもなっていたか、有名店だが、なるほど、スープはクリーミー、麺はつるつるしこしこ、チャーシューはトロットロ、おまけに日曜でも昼の時間帯はライス漬物サービスと、全方位隙なし、流行るわけだわ。近年は醤油とんこつ全盛で、いや、もちろん中で個性的だったり、オーソドックスだけどうまいラーメンたくさんあるけど、埋没しちゃいがちな中で、キラッと光るわ。

実家で一泊後、10日に移動。途中、湖南のにぼ次朗にて昼飯。
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帰ってきてそのアシで地元も一っ走り。舗装路は乾いているが、林道は水が溢れ、ほんの1~2時間前にどちゃ雨だったんじゃなかろうか。愛知某所の砂岩質と違って、こちらは粘土質で雨が降るとほんとずるっと滑る、トライアルタイヤには最悪のコンディションのはずだが、なんのその、すいすいっと登っちゃう。
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仕事なんでね、軽くしか乗らなかったけれど、やっぱスコティッシュ、すげぇ。


11/23。

普段、お世話になっているバイクショップ=二輪館は水曜が定休日。
11/23勤労感謝の日は、今年は水曜だから、店長と1日、遠征しようか、というハナシに。

候補地はいろいろあったんだが、和歌山県の山奥にある小匠ダムと、その先のダートに行くこととした。

2300ごろ、仕事を終え、その足で店長と合流。CRM80を店長のスズキ・キャリーに積み込み、出発。
ツイッターでつぶやいたところ、同行者が現れたので、奈良県吉野町のローソン大淀新野店にて合流、以後、R169を延々南下する。
バイクを2台積んでいることもあるのか、キャリーはトルクの細さが際立って、登りは3速に落とさないとつらい。ミゼット2の方が、楽だなぁ(バイクもヒトも1しかのらないけど)。
三重県に入ったあたりで、R309にシフトし、R42へ。和歌山県新宮市に入ったのが、0400過ぎ。給油して、スーパー・コンビニで食材買って、新宮勝浦道路を抜け、ダムサイト到着は0500ごろ。

なぜ小匠ダムなのか。小匠ダムとは、何ものか。

ダムマニアにはちょっと知られた小匠ダム。
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おわかりいただけるだろうか。
堤体下部に、穴が開いているのだ。そして、基本常時放水しているのだ。穴あきダム、と呼ばれるタイプのダムである。平常時は湛水しておらず、大雨増水時に蓋をして下流域の浸水を防ぐのだ。

紀伊半島の南端に近いところ、雨の多いエリアで、深い山中にひっそりたたずむ故老。
ダムの手前はちょっとした広場になっていて、桜の木が植えてあり、シーズンは大変美しいのだが、さすがに地理的に、人影はまばら。
その、神秘的な感じがまた、いいのだ。

まだ暗いうちに到着、ちょっとしたキャンプメシ。コンビニで手に入った和歌山づくりをいただく。ジャガイモと鶏肉を塩味だけで、鉄フライパンで焼いた店長の料理は、シンプルだがいい出汁が出て、うま~。
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グダグダしているうちに、やうやう白く成りゆくやまぎは。明るくなってきた。
実は、小匠ダム、単なる穴あきダムに終わらない。
穴あきダムだけなら、島根県の益田川ダムなど、ほかにもいくつかある。メジャーではないとはいえ、特別珍しくはない。しかし、小匠ダムが一目置かれる理由はほかにある。それは、
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なんと、堤体にトンネルがあるのだ。そして、
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トンネルを抜けると、時としてダム湖に沈むであろう領域に踏み込めるのである。
ダムからして、集落から離れた山奥にポツンとたたずむのに、道は一続きとはいえ、ダムに隔てられたその先は、心理的にも下界と隔絶されている。広がる光景は、(コミック版)風の谷のナウシカで、腐海が尽きたところ、をも感じさせるのだ。
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ダム底に続く細い径は、しかも行き止まっていない。

最初に小匠ダムを認識したのは、ツーリングマップルの「ダム堤体を抜ける珍しいトンネル」という表記。遠いんだけど、見たくて見たくて。CRM250ARで、当時津市からだったかなぁ、桜の時期に訪れたんだ。旧版マップルでは、その先もダートの赤線が続いていたんだ。T字に分岐し、左支川側の一方は舗装のふるさと林道小匠小森川線につながっていた。
初訪問の際は、通り抜けられたのだが、多くの方が亡くなった平成23年台風12号の災害時ではなかろうか、もう小匠小森川線が見えるってあたり、最後の橋が落橋してしまって、ピストンとなってしまっている。今のマップルでは、点線扱いだから、知らずは絶対踏み込まなかったろう。
T字のもう一方は、旧版マップルでも点線扱いで、最初っから眼中になかったのだが、どうも調べると、抜けられる可能性が高そう。しかも、いろいろと歴史があるようで。

小匠ダムがあるのは、那智勝浦町。ダムは二級河川太田川水系小匠川を堰き止める。現在は、ダム下流の小匠が最後の集落となっているのだが、実はクルマが日常の足となるはるか昔は、ダムより上流部にもいくつも集落があったようだ。
小匠小森川線に抜ける筋も、今は無人だが、高野という集落があったらしい。そして、踏み入れたことのない右支川側も、さらに支川山手川沿いなどにいくつも集落があったという。
特に、最果ての樫山という集落は、行政区分としては古座川町になるのだが、古座川町側からのアプローチ路は地道しかなく、クルマが通れるのは小匠ダムのトンネルを抜けるしかなかった。樫山は、比較的遅くまで人が住んでいたようだが、今では舗装林道が古座川よりつながっているのに結局廃村化してしまった。

今回は、その樫山まで通り抜けが可能かどうか、状況によっては山手川沿いを辿ってみたかったのだ。

最初に訪れた時は、フラット林道しか走れなかった小生でも、何の下調べもなく一人でも、躊躇なく走れたはずのダム底だが、やはり台風12号にやられたのであろうか、ご覧の通り、
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道は水没。船の浸水式かいっつてね。しかし、ここは通れるらしい。実際、この日の水深はせいぜい15㎝くらいか。水流を抵抗に感じる程度ではあったが、路盤は見えるし、人数もあって、さほど不安はない。
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そして、高野方面と樫山方面の分岐。間違いない。通行止だよ。信じたほうがいい。オフ車乗りはよく、「通行不能」や「通行止」を、勝手に「通行困難」って翻訳するらしいが、ここは無理だよ。
分岐を左に曲がって、樫山方面へ。
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素掘りのトンネルもいくつか存在する。路面は大きめの落石が散らかるが、割としっかりしている。
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ザ・清流。美しい。きれいだ。 
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 そして、この立派な橋の手前が、山手川を遡る分岐点。なお、実はケータイを水没させてしまって、この先画像が曇ってしまってダメ。見せるのもみっともないが、どうしても草ヒロだけ。
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一応、ちゃんとクルマは走っていたのだね。
山手川沿い、モウベ山東麓は、次第に高度を上げていき、谷が深くなる。「火の用心」の横断幕は、「王子製紙社有林」とある。王子製紙が、近くの鵜殿村に工場を構える北越紀州製紙の経営統合に失敗した件は、関係あるのだろうか。石垣などはしっかり残っているが、しかし廃村らしい構造物は確認できない。
次第に道は荒れ方を強める。雨の多いエリアである。紀伊半島の林道によくある、へばりつくように深い谷を這う路盤が、ドヴァーっと崩れている状況が出始め、そしてついに、バイクでは危険やなって崩落とこんにちは。
まだ地図上は先が1㎞くらいはあるみたいだが、地図でもどうせ引き返すのは必須っぽく、もう一度通るのも恐ろしい。断念して折り返す。

分岐まで戻り、樫山を目指す。こちらも一カ所激しい崩落現場があったが、道幅が広く、踏み固めてなんとか通過、そして切通がスパッと開け、樫山集落跡まで無事通り抜けた。積年の謎が解決したら、折り返し、軽く飯を食って撤収。

帰りは、体調の問題もあって、R169のクネクネがしんどい感じ。那智勝浦道路~R42~熊野尾鷲道路~R42~紀勢道と、無料高速道路はできるだけ利用し、紀北ICからはR42をひたすら北上。途中、紀宝町の「道の駅紀宝町ウミガメ公園」は、泳ぐウミガメが観察できる。かわゆす。
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獅子岩などおがみつ。
津市内でr10にシフトし、関ICから名阪国道へ。西名阪、阪神高速とつなぎ、2100ごろ到着。

行きに6時間、帰りは7時間と、とにかく移動が大変な行程だったが、長年気になっていた小匠ダムの先、少なくとも1本樫山集落までがどうなったかはっきりして、すっきりした。 

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コンパウンドは、モトクロスだけあって、硬め。
CRM80は変なホイールサイズをしているため、なかなか合うタイヤがない。
吊るしで履いてるトレールタイヤって、ヌタるとすぐ根を上げるくせに、案外もたない。
んで、ここしばらくは、ダンロップのMX71一択。

ずっと履いてるんで、今更感もあるけど、とりあえず新品にして、雨降ると粘土質で質悪い、近所のヤマで試してみることに。
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ここまで使ったからね。さすがに鈍感な小生でも、違いわかろう、と。

今日のコンディションは、マディ、マディ、マディ。なんてったって、昨日から一日雨が降って、さらに雪雲が流れ込んだような雨がぱらついている。
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ここ、雨の直後は表皮がぬちゃぬちゃで、大変なんですよ。

しかし、さすが新品。ヌタにやられる感じはあまりない。止まっても再スタートが利く。
ただ、石は滑るね。滑りまくってる。軽い車体だから、少々跳ねてもなんてことはないけど。

たぶんスリックタイヤじゃ苦労したろう状況だが、まずまず食って、登れた。

ただし。
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やっぱり、IRCのツーリストが強い。それとセローの組み合わせは、もう今日のようなコンディションでも、楽勝。マディと言っても、深い泥ではなく、表面が粘土に覆われている、といった状況では、トライアルタイヤのパターンなんのその、きっちりグリップして、またセローの粘りのトコトコで、CRM80なんかよりはるかに楽に登れた。

ツーリスト+セローが、ヤマでは最強やな。
 

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